みなさんは「ジョンバ」ってご存知ですか?
去年の11月、仲よくしていただいてるブロガーさんが記事の中で「竹で作られた雪かきスコップ」を記事に載せていました。
こちらが実際の記事です→「バラと雑草・小さな菜園と」
mimihaさんが実際に使っている竹製のスコップが「ジョンバ」です。
「昔ながらのジョンバが使いやすくていいのです…」と書いてありました。
パパさんは群馬出身なので「ジョンバ」なんて知らないだろうと、たまたま家で話をしたところ…

なんとパパさん、実は北海道通で(笑) 「ジョンバ」も知っているし、 「ジョンバ」を作っている人も知っているとのこと
ひとつひとつが手作りのジョンバ、ホームセンターには売っていません。
どこで誰がどうやって作っているの?という私の質問に、パパさん作っている職人さんにお願いして工房にお邪魔せてもらえることになりました
ところで、どうしてパパさんは職人さんとお知り合いなの??

お邪魔したのは「勝籠」の小林勝行さんの工房です。
マンションの車庫の部分を工房として利用されて毎日 籠製品を作っています。

中央に置いてある緑色のが籠やジョンバの材料となる「根曲がり竹」です。
北海道では本州のような竹林はありません。
この細い「根曲り竹」(チシマザサ)の新芽を6月ごろに筍と同じように取ってきて食べます。
根曲り竹は高さが1.5mから大きいものだと3mほどに成長しますが、小林さんが使うのは2年物の竹だけ。
それを約180センチに切りそろえ、この細い竹をだいたい4~5等分して使います。

小林勝行さんは現在79歳。
ジョンバ作りは若い頃にも作ったことはありましたが、本格的に作り始めたのは60歳の定年退職後から。
長年使い込んでいるこのナタさえあれば、他に道具はたいしていらないよと教えてくださいました。

色々話をしながら、小林さんの手は止まらずに作業を続けていきます。
細く割った竹と竹を編んでいきながら、一時間ほどするとジョンバの形が見えてきました。

時折、竹を火であぶり、曲げながら編んでいきます。
小林さんの手は魔法使いのように どんどんジョンバを作り上げていきます。
小林さんは「こういう手作りの昔ながらのものを後世にも残していきたいよね~」とお話しされていました。
今はお弟子さんが2人習いに来ていて、時には地方にもジョンバの作り方を教えに行くことがあるそうです。

工房を見渡すとあちこちに他の籠の作品が並んでいました。
ジャガイモや玉ねぎなんかは こういう籠に入れておくと傷まないですよね。

「竹で編めるものなら、どんなものも作れるよ」と教えてくれましたので、我が家の梅干を干す大きなザルを依頼してみました。
一年おきで梅干を手作りする我が家のザルがボロボロだったので…
夏が楽しみです。(届いたらみなさんにぜひお見せしますね~)

「ランプのシェードや、傘?帽子?なんかも作ってみたよ(笑)」と見せてくださいました。
うちのパパさんは、以前、小林さんに川釣りの用の魚籠を作ってもらっていたそうで…
(写真撮り忘れました…後日アップしますね)
それで知り合いだったんですね~。
「あの魚籠は蓋を着けてくれと頼まれたけど、その蓋が難しかったなぁ~」と笑っていた小林さん。
「とっても使いやすくて、魚も傷がつかないし、重宝してますよ」とパパさんが言ってました。

きれいな網目のジョンバです。
私が「長年、作っていて心がけていることがありますか?」と聞くと、
「物はいい加減に作るんだよ。いい加減とは適当という意味ではなく、編む加減を場所によって変えていくこと。
固く編むところ、ゆとりを持って編むところ、その力の加減が良い加減だと竹は自然に伸びたり縮んだりして長持ちして使えるんだよ」と答えてくれました。
なるほど~、この言葉って色んな事に応用できそうな言葉ですね。

実際に小林さんが使っている10年物のジョンバ。
色は変わってしまいましたが、現役で使えています。
「プラスチックのスコップは割れたら使えないけど、竹のジョンバは壊れても直すことが出来てまた使える。軽くて使いやすいジョンバは一度使ったら良さがわかるよ」と言ってました。
実はmimihaさんのブログの記事を小林さんに見てもらい、mimihaさんのジョンバは小林さんが作ったものか見てもらいました。
小林さんは一目見て「残念ながら、自分がが作ったものではないけれど、こうして飾り物にしないで日々使ってくれている人がいるのを見るのは嬉しいね~」と言ってました。

我が家も梅干のザルが来る前に、ジョンバがどうしても欲しくなり、帰り際に買って帰りました。
ジョンバのお値段、一本3000円。
私はもっと高いと覚悟していたので、ちょっと驚き!
ジョンバの取っ手の横には小林さんの「かつかご」の焼き印がありました。

さっそく家に帰って使おうとするとみんなが集まってきて、われもわれも…と取り合いです
長男が「これいいね~!使いやすいね~!」と絶賛していました。
竹の網目から雪が落ちるかと思ったけど そんなこともなくジョンバは軽くて使いやすい

使い終わったら、こうして柄を下にして立てかけておくと先の板が傷まず長く使えるそうです。
ジョンバお持ちの方はお試しあれ
今年の雪かきはジョンバが大活躍の我が家です
↓ランキングに参加しています。ポチッと押していただくと現在の私の順位が見れます。応援よろしくお願いします☆

にほんブログ村
去年の11月、仲よくしていただいてるブロガーさんが記事の中で「竹で作られた雪かきスコップ」を記事に載せていました。
こちらが実際の記事です→「バラと雑草・小さな菜園と」
mimihaさんが実際に使っている竹製のスコップが「ジョンバ」です。
「昔ながらのジョンバが使いやすくていいのです…」と書いてありました。
パパさんは群馬出身なので「ジョンバ」なんて知らないだろうと、たまたま家で話をしたところ…


なんとパパさん、実は北海道通で(笑) 「ジョンバ」も知っているし、 「ジョンバ」を作っている人も知っているとのこと

ひとつひとつが手作りのジョンバ、ホームセンターには売っていません。
どこで誰がどうやって作っているの?という私の質問に、パパさん作っている職人さんにお願いして工房にお邪魔せてもらえることになりました

ところで、どうしてパパさんは職人さんとお知り合いなの??

お邪魔したのは「勝籠」の小林勝行さんの工房です。
マンションの車庫の部分を工房として利用されて毎日 籠製品を作っています。

中央に置いてある緑色のが籠やジョンバの材料となる「根曲がり竹」です。
北海道では本州のような竹林はありません。
この細い「根曲り竹」(チシマザサ)の新芽を6月ごろに筍と同じように取ってきて食べます。
根曲り竹は高さが1.5mから大きいものだと3mほどに成長しますが、小林さんが使うのは2年物の竹だけ。
それを約180センチに切りそろえ、この細い竹をだいたい4~5等分して使います。

小林勝行さんは現在79歳。
ジョンバ作りは若い頃にも作ったことはありましたが、本格的に作り始めたのは60歳の定年退職後から。
長年使い込んでいるこのナタさえあれば、他に道具はたいしていらないよと教えてくださいました。

色々話をしながら、小林さんの手は止まらずに作業を続けていきます。
細く割った竹と竹を編んでいきながら、一時間ほどするとジョンバの形が見えてきました。

時折、竹を火であぶり、曲げながら編んでいきます。
小林さんの手は魔法使いのように どんどんジョンバを作り上げていきます。
小林さんは「こういう手作りの昔ながらのものを後世にも残していきたいよね~」とお話しされていました。
今はお弟子さんが2人習いに来ていて、時には地方にもジョンバの作り方を教えに行くことがあるそうです。

工房を見渡すとあちこちに他の籠の作品が並んでいました。
ジャガイモや玉ねぎなんかは こういう籠に入れておくと傷まないですよね。

「竹で編めるものなら、どんなものも作れるよ」と教えてくれましたので、我が家の梅干を干す大きなザルを依頼してみました。
一年おきで梅干を手作りする我が家のザルがボロボロだったので…
夏が楽しみです。(届いたらみなさんにぜひお見せしますね~)

「ランプのシェードや、傘?帽子?なんかも作ってみたよ(笑)」と見せてくださいました。
うちのパパさんは、以前、小林さんに川釣りの用の魚籠を作ってもらっていたそうで…

それで知り合いだったんですね~。
「あの魚籠は蓋を着けてくれと頼まれたけど、その蓋が難しかったなぁ~」と笑っていた小林さん。
「とっても使いやすくて、魚も傷がつかないし、重宝してますよ」とパパさんが言ってました。

きれいな網目のジョンバです。
私が「長年、作っていて心がけていることがありますか?」と聞くと、
「物はいい加減に作るんだよ。いい加減とは適当という意味ではなく、編む加減を場所によって変えていくこと。
固く編むところ、ゆとりを持って編むところ、その力の加減が良い加減だと竹は自然に伸びたり縮んだりして長持ちして使えるんだよ」と答えてくれました。
なるほど~、この言葉って色んな事に応用できそうな言葉ですね。

実際に小林さんが使っている10年物のジョンバ。
色は変わってしまいましたが、現役で使えています。
「プラスチックのスコップは割れたら使えないけど、竹のジョンバは壊れても直すことが出来てまた使える。軽くて使いやすいジョンバは一度使ったら良さがわかるよ」と言ってました。
実はmimihaさんのブログの記事を小林さんに見てもらい、mimihaさんのジョンバは小林さんが作ったものか見てもらいました。
小林さんは一目見て「残念ながら、自分がが作ったものではないけれど、こうして飾り物にしないで日々使ってくれている人がいるのを見るのは嬉しいね~」と言ってました。

我が家も梅干のザルが来る前に、ジョンバがどうしても欲しくなり、帰り際に買って帰りました。
ジョンバのお値段、一本3000円。
私はもっと高いと覚悟していたので、ちょっと驚き!
ジョンバの取っ手の横には小林さんの「かつかご」の焼き印がありました。

さっそく家に帰って使おうとするとみんなが集まってきて、われもわれも…と取り合いです

長男が「これいいね~!使いやすいね~!」と絶賛していました。
竹の網目から雪が落ちるかと思ったけど そんなこともなくジョンバは軽くて使いやすい


使い終わったら、こうして柄を下にして立てかけておくと先の板が傷まず長く使えるそうです。
ジョンバお持ちの方はお試しあれ

今年の雪かきはジョンバが大活躍の我が家です

↓ランキングに参加しています。ポチッと押していただくと現在の私の順位が見れます。応援よろしくお願いします☆

にほんブログ村